おいしいものは健康に良くない??
おいしい物は健康に悪く、まずいものと固いものは健康に良い?
↑このような話があるのですが聞いたことありますか?
当たっている部分と間違っている部分があるのですが、今回は「健康的にやせるために」ぜひ知っておいて頂きたい知識です。
なぜこんなことを言うのでしょうか?
主な食べ物から考えてみたいと思います。
なお以下の食品は独断と偏見の入った私見ですので、参考程度と捕らえて下さい。
「まずい、嫌われる傾向がある食品」でも大好きな人も世にはいますからね。
●好きな人が多い、おいしいという人が多い食品
・ハンバーガ、牛丼、カツ丼、ホットドッグ、ステーキ、焼肉などの動物性タンパク質
・ピザ、パスタ、ラーメンなど
・寿司、刺身系(特にマグロ、サーモンなどの赤身系)
・ケーキ、アイス、クレープ、パフェ、チョコレート、ジュースなどのデザート系
・アルコール全般
●嫌い、または進んで食べない人が多い食品
・大根(煮付けやおでんの具、切り干し大根など)
・青さかな(アジ、秋刀魚など。またはこれらを主体の寿司)
・生のピーマン
・ごぼうなどの硬い野菜
・しいたけなどのきのこ類
・煮干(出汁用ではなくて直接食べる)
・干物
どうでしょうか?
本当に独断と偏見になってしまい、上記リストの「嫌い」に分類されたものが好きな人には大変に申し訳ありません。
でも特に若い人や子供を中心に考えるとかなり当てはまると思います。
各食品の栄養分や体への効能についての解説は専門書に譲りますが、「好きな人が多い」食品には動物性タンパク質や脂質、糖質が多く含まれているものが多くないですか?
寿司/刺身に関しては違うかもしれません。
でも昨今の寿司屋は「高級店」と「回転寿司」に二分されていますよね?
殆どの人は寿司=回転寿司ではないですか? となると一つ一つは健康に良いものでも「ついつい食べすぎ」になりますよね?
刺身が不健康だという人はいないと思いますが、多くの人は青さかな(アジ、秋刀魚など)よりもマグロやサーモンを好みませんか?
アルコールは脳を麻痺させるので、たくさん食べても食欲があまり落ちなかったりします。これは「飲んだあとラーメンが食べたくなる人が多い」ということで説明できます。
そして上記にあげた「好きな人が多い」食品の共通項目として、「硬いものが少ないのであまり噛まなくても飲み込める」ものばかりです。
一方「嫌いな人が多い。または進んで食べない食品」の方は以下の特徴があります。
・しっかり噛んで食べなければならないものが多い。
・動物性タンパク質が少なく、食物繊維が多い。
・調理後も味が薄めのものが多い。
・調理方法にもよるが一般的に低カロリー
単純にいうと「嫌いな人が多い食品」の方が健康面では良い項目が多いですね。
だから「おいしい物は不健康で、まずい(失礼ですが)ものは健康」と言われることがあるのです。
確かに「食物繊維の多いものを食べろ」、「しっかり噛んで」と言いますよね?
しっかり噛めば顎が鍛えられるのはもちろん、その後たくさん食べようと思わなくなります。
だから健康&ダイエットに良いということに繋がるでしょう。
まずくて固いものを食べていれば健康に良いのか?
何度も「まずい」という言葉を使って大変に申し訳ありません。
「進んで(好んで)食べる人が少ない食品」ですので、これらを好きな方は怒らないでくださいね。
上記の食品のリストからすると後半の「進んで食べる人が少ない食品」の方が圧倒的に健康食、そしてダイエットにもよさそうです。
では「好きな人が多い食品」は摂取しない、若しくは大幅に量を減らすべきなのでしょうか?
決してそうではありません。まず動物性タンパク質は絶対に欠かせないものです。我々の体の基本だからです。
テレビで90~100歳を越えても仕事が現役で走り回ったりしている元気なおばあさん、おじいさんが紹介されることがありますが、彼ら彼女らはびっくりするくらいの量の肉を食べている人が多いんです。
もちろん肉は少しで野菜や魚をたっぷりという人もいます。
でも若い人並の量の肉を食べる人が多い気がします。
また糖質、脂質、アルコールなども量は減らした方が良いですが普段から摂取している人は完全に止める必要はありません。
多分無理に止めたらストレスでイライラする日が多くなるでしょうし、ある日反動でドカ食いをするようになるかもしれません。
ですから脂質/糖質/アルコールは量は減らしつつも好きなものを断つ必要はないのです。
程度問題、ということなのです。
でも本記事で述べた上記のことを頭の片隅でも置いて頂ければ微力ながらも貴方のダイエットと健康維持にお役に立てると思います。