これを食べれば痩せるという誤解
痩せ食品の呪縛
私も含めて多くのダイエッターは「これを食べると痩せる」という誤解が頭に染みついていると思います。
理由は多くのマスコミが、「ダイエットに良い食品はこれ!」とか紹介するからです。
マスコミなんて無責任なので話題さえ取れればそれでよし、効果なんて関係ありませんからね。
でもなぜこの言葉に私たちは乗せられてしまうんでしょう?
私なりに考えたその理由は以下ではないかと思います。
痩せたいと思う人は、
1.食事制限はつらいのでイヤだ。
2、運動を毎日続けるのはとても無理。
3、激しい空腹を何週間、何か月も絶えることが出来ない。
4、好きなものが食べれても量を極端に減らして腹半分とかは無理。
5、間食の習慣がやめられない。
6、ダイエットに良い、と言われてもおいしくないものを食べ続けることが出来ない。
まだまだあると思いますが、だいたい以上のようなものに当てはまりませんか?
間違っていないでしょう?
ダイエットに良い=痩せるという意味ではない。
殆どの人がこう↑勘違いしているのですね。
・○○という食べ物はとてもダイエットにいいんだって!
・そうなの! だったら今日から食べよう!
となると思いますが、単純に○○という食べ物を食べただけで痩せるわけがありません。
そしてただひたすら○○を食べる日々、特別に運動もしなければ今まで食べ続けてきた食事の量や質の見直しもしない、夜遅くの食事もする。
でも、
「私は○○を食べているんだから痩せるはず」
と自分に言い聞かせ、結局は体重はさらに増えるけれど○○を購入する資金でお金は痩せていく(減って行く)という事になるのです。
ダイエットに良いと言われたら問答無用で買って食べ続けるのが性というもの・・・。
どうです?聞いていて痛い話でしょう? これを書いている自分さえも悲しくなってきてしまいました。
食べれば痩せるという食品は存在しない
ということを頭に叩き込まなければいけません!
このことを言えばほとんどの人は「わかっているよ」と言うはずですが、でもテレビや雑誌で「○○はダイエットに良い!」と紹介されるとたちまち○○を購入して食べ続けてしまうはずです。
そうですよね?
そして○○を食べても痩せない、飽きてきたとなると次にマスコミが「痩せるには□□が良い!」と言っていたら今度は□□を買って食べるのではないですか?
耳が痛いでしょう? 当たっているでしょう?
マスコミが「これはよい!」と強く勧める商品は殆どの場合、その商品の会社からお金をもらっている場合が多いのです。
それに釣られて買う人がいるからビジネスや経済が成り立っているんです。
結局食べて痩せるとは何なのか?
ダイエットに成功した人は必ず食事&運動のペアを欠かしていません。
そして決して好きなようにダイエット前と同じように食事をしているという人は少ないはずです。
では彼ら彼女らの食事はどうなっているんでしょうか?
もちろん人によってやり方が大幅に異なるので一概には言えません。
でも概ね以下のいずれかが当てはまっているはずです。
■ ダイエット前と同じメニューだが量を大幅に減らす。
■ 1日3食を2食にする。
■ 3食のうち1食を大幅カロリーダウンメニューにする。もしくはダイエット用置き換え食品にする。
■ カロリーを大幅に減らすが、その分補えなくなるビタミンやミネラル、食物繊維などをダイエット食品やサプリメントで補う。
そして付け加えて説明しますと、○○を食べて痩せたという人もいますがそういう人は正しく言うと「○○しか食べなかったから痩せた」ということなのです。
例を挙げますと「こんにゃくしか食べなかった」とかです。
こんにゃくのように極端な低カロリー食品ばかり食べていて他の物を食べなければ運動しなくても確実に痩せます。
しかしこれは生命の危険さえあります。
言い換えると水だけ飲み続けているのと何ら変わらないからです。
体を維持する、作るという成分がほとんど入っていないので非常に危険です。
もちろん3食のうち1食をこんにゃくに置き換えるのであれば問題ありません。
でもこんにゃくはあまりにも低カロリーで栄養素が殆どありませんから、出来れば置き換える1食分はやはりダイエット食品が良いと思います。
カロリーだけ気にしていてビタミン、ミネラルなどを無視してダイエットをしていれば必ず体に変調が来ます。
疲れやすい、やる気も無くなる、肌が荒れるなどいろいろと弊害が出てきます。
そして(人にもよりますが)それらがストレスになりまたドカ食いが始まったりするんです。
以上を頭に叩き込んでから様々なダイエットに挑戦してほしいと思います。