すし屋でシャリを食べない?
すし屋でシャリを食べないと痩せるのか?
少し前にニュースで「すし屋(特に回転すし)でシャリを食べない人が増えている」という報道がありました。
多くは若い女性で、炭水化物抜きダイエットをするためだそうです。
でもすし屋への取材だと報道されているほど多くの人がシャリを食べないわけではなくて、ごく少数にいますということだそうです。
関連記事: 糖質制限ダイエットは良いことなのか?
糖質(炭水化物)を制限すると確かに痩せるというのは科学的にも証明されており、まぎれもない事実でもあります。
しかし上記関連記事に書かせていただいていますが、弊害も多くあるのです。
まず脳が働きません。脳の唯一のエネルギー源は糖質なのです。
しかも1日摂取カロリーの1/5を脳が消費するのです。
1日の適正カロリーは成人男性で2500kcalとか言われますが(女性だと2000kcal)、このうち1/5つまり男性だと500kcal、女性だと400kcalを脳だけで消費されます。
しかも脳は糖質を制限されたら働きが鈍くなるのです。
だから単にやせる、という理由で糖質制限をむやみにしてはいけないのです。
脳の働きが落ちてくると根性と体力だけではどうしようもなくなります。
どんなに屈強の筋肉がついていても、その筋肉を動かすのは脳なのです。
乗り物の運転や危険な作業が伴う仕事では大けがや死亡事故を起こすことも考えられます。
どうしても糖質制限で痩せたいのであれば、医師や保健師などに相談して行うべきです。
ダイエット以前にモラルを考えてほしいです。
このシャリを残すということには多くの賛否両論があります。
若い人は皆「全然問題ないでしょう?」と言うかと思ったら街角インタービューなどを見ると若い人でも特に男性は「よくない、最初から頼むな」という人が多かったです。
私もモラルとしてどうかな?と思いました。
もちろん刺身を頼めば良いのですが多くの回転寿司屋は刺身のみの提供をしていない店が多く、だったら刺身の食べれる別の店に行けよ!と言いたくもなりますが、そういうお店は値段が(回転寿司よりは)高くて若い人は入りずらいなどの問題もあるとは思います。
なお私・おじさんは決して子供の頃も貧しい時代や家で育ったわけでもなくて、バリバリの高度成長期時代に幼少を過ごしていますので食べ物などは世に溢れているという時代で育ってきています。
でもやはり「シャリを残すのはおかしい」と心底思います。
お店はビジネスですが、でも寿司を作って提供する身になれば「全部きれいに食べてくれた」という喜びがあるわけです。
シャリを残すことが全く平気な人が将来親になるとどうなのかな?とおじさん臭く、説教臭く思ってしまいました。
老婆心の独り言申し訳ございません・・・。
あなたは本当に糖質制限や摂取カロリーを考えているのか?
老婆心の独り言ついでに余計なジジイの小言を・・・。
糖質制限は上述した問題もありますが、まあとりあえず体重を落とすという直近の目的があるならばやりすぎない程度に頑張るのも若いうちはよいでしょう。
でもすし屋に限らず白米やうどんなど小麦粉系を減らしても、それ以外にケーキ食べたりジュース飲んだりしていませんか?
白米やうどんは控えるがラーメン大好きとかではありませんか?
学校や会社の飲み会に週に数回参加するとかありませんか?
糖質制限してもほかのもので糖質や脂質をたくさん採っては意味がありません。
真剣に食事でダイエットを目指すならば1日飲み食いしたすべての物をカロリー計算して記録すべきなのです。
また1日のカロリーを考えて食べていても夕食が遅いというのはダイエットの大敵です。
夜7時以降一切何も食べない生活をすれば糖質制限しなくてもそこそこ体重は落ちていきます。
糖質制限に拘る前に1日のすべての飲食物の記録と見直しをしましょう。
そしてすし屋でシャリを残すなんて痴態はしないでいただきたいです。最近は外国からのお客様も多いですしね。
↓おじさんだったらこの程度は軽く一人で食べます。
おじさんの独り言のオマケ
バカ野郎!回転寿司行ったら最低20皿は当たり前だ!
サイドメニューに油こってりラーメンあったら2杯は食べるぞ!
地獄の果てまで食ってやる!