理想的な食事の回数
食事の回数は?
食事は1日3度ですよね?
もちろん「あの日は忙しくて2食しか食べれなかった」とか「ダイエットのために1食抜いています」という人もいるとは思いますが殆どの方は3食ですよね。
日本において食事を3度とるようになったのはいつごろかご存知ですか?
実は私も最近知ったのですが、なんと平安時代だそうです。
もちろん正確な文献や記録が残っているわけでは無いようですが、大体このころまでは2食/日でその後3食になったようです。
今でも「食事は1日2食が良い。体への負担が少ないし昔はそういう時代もあったんだから」という意見もあります。
体への負担はともかく「そういう時代」と比べてもどうかな?と思います。
平安時代の食事の内容とカロリーの正確な中身は分かりませんが、1食を見ても今と比較にならないほど低カロリーで貧相だったはずですね。
2食か3食かは様々な意見があり、専門家でも分かれています。
しかし「1日に必要な摂取量はとるべき」という基本を逸脱してはいけないのです。
必要な食事とは?
必要な食事ってなんでしょう?
量?カロリー?栄養バランス?
おじさんが考えるにはこの3つすべてだと思うのです。素人なりにその根拠を書いてみます。
●量: 栄養バランスではなくて単純に量のことです。多くの女性とおじさんとでは意見が違うかもしれませんが量を採らないと体、つまり脳が満足しません。腹八分目が良いことは分かっていますし医学的にも証明されています。
まあ百歩譲って腹8分目で我慢しましょう。でも多くのダイエッターは腹8分目では多すぎると考えている人もいます。
でも脳を満足させないと(人にもよりますが)間食をしたり、数日後に我慢できなくなってドカ食いをしたりします。
だから「お腹いっぱいまで食べる」は避けるにしてもストレスにならない量を確保すべきなのです。
●カロリー: これは上記の量とイコールではありません。極端な例ですがお腹いっぱいになるまで調味料を使っていないコンニャクを食べたり、胃が膨れるまで水を飲んでも量は確保できてもカロリーは確保できませんね。
人間には絶対に必要なカロリーがあるのです。
一般論で言えば成人男性は1日2500kcal、女性で2000kcalですが体格、年齢、仕事(体力の消耗量)、体調などによってある程度上下はあると思いますので自分に合ったカロリーを見つけるのもダイエットの基本なのです。
もちろん痩せるためには標準摂取カロリー量よりも減らした方が良いのですが、でもカロリー量を減らさなくても炭水化物や脂質を減らす(ゼロにすべきではない)、運動量を増やす(難しいですけどね)などすれば1日3000kcal食べても痩せます。
ある量のカロリーは必要なのです。
他の記事でも書いていますが、人間は1日の摂取カロリーの1/5を脳が消費しています。
痩せるためにカロリーを減らすのは悪いことではありませんが、ダイエッターの非常に多くの方が「脳が消費するカロリー」を考えていない気がします。
摂取する栄養を減らせば体重は減ります。ただし運動を併用しない場合は筋肉が落ちて基本的な体力も落ち、少し歩いただけで疲れる、階段を上るのがつらくなるなどの弊害が出てきます。
また筋肉が減るという事は代謝が落ちるので「太りやすい体質」になるのです。
そしておじさんが考える最大の弊害は「脳の働きが鈍る」ということです。これは一般的な思考だけではありません。
人間の行動は意識して行っているものはごく一部であり、ほとんどは意識しないで脳や神経系が【勝手に】やっているのです。
だから1日に総摂取カロリーの1/5を消費する脳をいたわってあげなければいけないのです。つまり「ある程度のカロリーは採りなさい」という意味です。
●栄養バランス: これは言うまでもありません。当然のことです。細かい必要な栄養素については本記事では書きません。ご自分で調べてください。でも一言言えることは「普通の常識的な食事」をしていれば良いのです。
脂質、糖質、塩分を採りすぎなければ今の日本での生活で栄養面から健康を害することはまずありません。
なおよく言われる炭水化物ダイエットは効果が大きいのですが、「炭水化物を全くゼロにする」はダメです。
やってはいけません。なぜ?それは生命維持のために必要なものだからです。
健康面から見た食事の回数
基本は3食/日です。おじさんとしても自信を持って言えます。
でもこれには条件があります。ダイエット中に限らず「間食はしない。しても糖分とカロリーに気を付ける」、「夜遅く食べない」という当たり前のことを守るべきなのです。
また1日2食が良いという話もよくありますよね。
これ出来るのであればOKだと思います。2食の条件としては、
■回数が減るとお腹が減るので食べすぎ注意。
■間食はしない。
■2食目は夜遅く食べない。
■朝食抜きは絶対にダメ。
1日2食のダイエットについて朝食抜きを推奨する記事が多くありますが、これは間違っています。絶対にダメです。
おじさんの個人的見解ではありません。数年前に会社で外部の医師を呼んで食事の面からの健康の講義を受けたことがあるのですが、
「朝食抜きは絶対ダメです。事務/肉体労働どちらでも脳の働きが鈍くなるのでトラブルが多くなります。朝食べるのが1日の活動エネルギーになるのです。食事を抜くのであれば夜を抜きなさい」
と力強く言っておられました。
この話に限らず多くの医療関係者は同じことを言います。難しく考えなくても当然と思います。
夜遅く食べるのは問題外ですが(仕事や生活リズムの関係でやむ負えない場合は除き)、体と脳がエネルギーを欲している時間帯に食べる必要があるのです。
こんなことを由としたらおじさんは「際限なく食べてしまう」のですが、そこは自制するようにはしています。特に夜は。
また1日に数回に分けて食事をするという方法もありますね。
これは人によって「良い場合と悪い場合」、「続けられるかどうか?」という問題が付きまといます。
でもおじさんが過去にチャレンジしたときには確かに体重がおちました。
カロリー不足で頭がぼーっとしたりすることもありませんし体力的にも無理はありません。
分けて食べると自然と1回の食事量が減ります。ということは「食べたものが燃えやすくなる」という事なのです。
つまり痩せやすくなります。この方法であれば無茶をしなければ食事内容の制限は特にありません。
暖炉で薪を燃やすにしても一気にたくさん投入したら燃えませんよね?
しばらくは端が焦げるだけで全部燃やすにはかなりの時間をかけるか強い火力を与えるしかないですね。
少しづつ暖炉に投入すれば効率よく短時間で燃えていくのです。
これをダイエットに当てはめると、「一度にたくさん食べると燃えないので太る」、「たくさん食べたものを燃やすにはそれに比例した運動量が必要になる」ということなのです。
少しづつ数回に分けて食べれば確実に燃える(痩せる)確率が高くなるという事です。
細い木を少しづつ火中に入れるのと、太い木を火中に入れるのではどちらが早く燃えるでしょうか?
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1日に4~5回くらいに分けることが出来れば理想です。でも夜の最終の食事時間は早めにするのはダイエットの基本です。
まとめ
回数から言えばやはり【1日3食】 または【1日4~5食に分ける】という事になります。
しかし「朝は絶対に食べる」、「夜遅く食べない」、「間食は控える」、「脳の事を考える」という事が必須条件となります。