カロリーオフ食品は太る??
やせるためにカロリーオフ食品を食べる
とにかくやせたいと思う人はまず食事の改善、そして運動と規則正しい生活となりますね。
もちろん大正解です。
低カロリー食品、カロリーオフ食品が食事の基本になると思います。
でもおじさんもちょっと気になる話を耳にしたのです。
それはカロリーオフ食品の功罪についてです。
ではなぜ・・・
カロリーオフ食品で太るとは?
↑この題名は聞きずてならないですよね。
何のための低カロリーなのか?実際に摂取カロリーを落とせば個人差はあるにせよ殆どの人は大して運動しなくても体重は落ちます。
でも「カロリーオフ食品を採り続けたら太り出した」という人も結構いるそうです。
どう考えても「そんなバカな!」と思いますが、問題は「採り続ける」にあるそうです。
カロリーオフ食品を採り続けて逆に太ってしまった人は以下のような理由によるそうです。
(注意:個人差が非常に大きいことを念頭に入れてください。)
カロリーオフ食品を食べる習慣をつける→ある程度体重は落ちる→さらにカロリーオフ食品を採り続ける→脳が必要な糖分が足りないと錯覚→脳が糖分を摂れと命令を出す→無意識に糖分、炭水化物の摂取が増える→太る!!
ということだそうです。
なぜこのようなことが起きるかおわかりですか?
本サイトの他の記事でも書いていますが摂取カロリー、つまり1日に食べる食事のすべては筋肉(内臓を動かす物も含む)に使われるのではありません。
摂取したカロリーの1/5は脳で消費されるのです!
成人男性の1日の目安と言われているカロリーは2500kcalくらいですが、このうち500kcalは脳で消費されます。
500kcalの食事はどのようなものがあるかちょっと列挙してみますね。
・親子丼(ごはん少な目)
・釜飯
・天丼(エビ2本程度)
・刺身定食(刺身少な目、ちょっと量が多いだけで700kcalを超える)
・握り寿司(1人前かやや少なめ)
・きつねうどん
・月見そば
・ミックスサンド
・ホットドッグ
・ペペロンチーノ
肉を中心とした洋食系は少ないものでも800kcalを超えますし、パスタはペペロンチーノ以外はやはり800kcalを超えるものが殆どです。
つまり上記のような食品を3食のうち1食食べたらその分はほぼまるまる脳で消費されるということなのです。
(1日のトータルのカロリー摂取量が2500kcalの場合)
これってすごいことだと思いませんか?
脳はそれほどカロリーの大食いなんです。(もちろん酸素消費量もものすごく多いのです)
そして脳の唯一ともいえる栄養源は糖分です。
人間の体は面白いことに本人が全く意識しなくても食生活が極端に偏って「糖分が減れば糖分を自然に欲する」ようになりますし、「ある種のビタミンが極端な不足をするとそのビタミンが含まれていると思われるものを欲する」ようになります。
これは「〇には□という栄養が含まれている」という事前知識が無くても体は反応するそうです。
以前ある科学番組で見たのですが、太平洋を救命ボートで漂っていて食べ物が底をつくと、その人は今まで口にすることを考えもしなかった生魚や魚の目玉、海藻を美味しいと思うようになって食べ始めたそうです。
その結果救出された時には極端な健康上の問題も無かったそうですが、通常の生活(食生活)に戻ると魚の目玉などは気持ち悪くて食べられなくなったそうです。
つまり人間は極限になると栄養の知識が無くても自然とそれらを食べようとするのです。
ですから普段の生活において特定の栄養素を遮断するのはよくないことです。
脳は外部からの糖分が途絶えても(まずありえないが)、体内の別の物質から糖分を作り出すことが出来る仕組みがあるそうですが、それでも補えなくなると体に「糖分を採れ!」と命令をするのです。
ですからカロリーオフの食品ばかりを採っていると極端な場合は先に述べた脳の錯覚、脳の命令によって過剰なカロリーを採る行動になることがあるのです。
しかしカロリーオフ食品が悪いわけではありません。ダイエットのためには積極的に正しい方法で利用すべきなのです。
その際注意してほしいことは以下です。
●カロリーオフ食品は毎食採らずに1日のうち1回を心がける。(1食置換えと同じ)
●カロリーオフ食品を採る時は他の食事時間は過剰カロリーや遅い時間の食事は控えるようにしつつも普通の食事をとって栄養をまんべんなく採るようにする。
●カロリーオフ食品が続いていて心配と思う場合はビタミンやその他のサプリメントを併用すると良い。但しサプリメントに頼り過ぎも良くないのでほどほどに。
以上正しい知識でカロリーオフ食品を使えば健康的にダイエットが出来るのです。
そして「脳は栄養の大食い」であることを忘れないで下さいね。
脳が動かなければ思考は低下するし筋肉も動かなくなります。つまり事故や病気のリスクが高まるという事なのです。