糖質制限ダイエットの危険性(最新情報)
糖質制限ダイエットの良し悪し
本記事でも何度も書かせて頂きましたし、世間でも話題の糖質制限ダイエット。
ご存知とは思いますが、米やうどん、パスタ、パンなどの糖質を抜く(少なくする)というダイエット方法で短期間で大きな効果が得られます。
これらの糖質を制限すれば肉でも何でも好きなものを食べても痩せることが出来るのです。(脂質はなるべく避けたほうが良いが)
しかし未だに世間では賛否両論、良いか悪いかは結論が出ていません。
個人差は大きいと言えども、短期間で体重が落ちるのは間違いないので多くの人、記事、マスメディアが「最高のダイエット」と持ち上げています。
私が思うに、短期間で痩せられるというよりも糖質を制限すれば3食かなりしっかり食べても痩せられるという点ではないかな?と考えています。
だいぶ前からある方法ですが、未だに医者や専門家からも良いのかどうかの結論が出ていません。
大きな危険性もある糖質制限ダイエット
最近知ったこととして、糖質制限ダイエットは老化を進め寿命を短くする可能性があるという研究発表です。
これは東北大学大学院での研究でマウスを使ったものですが、糖質を制限した食事を与え続けると毛並みも酷いパサパサの状態になり全体に病的に痩せた感じになります。
この結果は人間にもほぼ当てはまるそうで、「やたらと糖質制限するのは大変に危険」と研究者は言っていました。
私は素人なりに糖質制限ダイエットはほどほどに、と常々思っていました。
理由は「脳の唯一のエネルギーは糖質のみであり、糖質摂取が無いと脳は働かない。」、「科学が発達していない大昔から人類は人種を問わず糖質を主食として健康に生きて来たのに今更制限するのはおかしいのではないか?」という疑問からです。
東北大の研究はある意味私の素人考えとほぼ合致していました。
糖質が脳を働かせ、皮膚や内臓などを若々しく保つのです。
人間での研究はこれからのようですが、彼ら科学者はマウスの実験であっても「こういう場合は、このように人間に当てはめることが出来る」というデータを持って発表しているはずなので恐らく人間でも似たような結果が得られるではないでしょうか?
(もっとも人間だと危険な実験かもしれないのでほどほどで止めておくでしょうが。)
だから基本は「3食しっかり食べて米やパンなども摂取する」、「栄養バランスと量に気をつける」、「適度な運動を」という誰でも知っている当たり前のことが必要なのですね。
糖質制限ダイエットをやってよい場合は?
前述の東北大学の先生も糖質制限ダイエットの効果は認めています。
絶対にやってはいけない方法だとは言っていませんでした。
やる場合は「高脂血症、高コレステロールなどの脂質異常や肥満の人などが短期間に行うダイエットとしては問題ない。長期間に渡って日常生活の一部になるのが良くない」ということでした。
ごもっともなのかな?と感じましたが、別の言い方をすると糖質制限ダイエットはある意味「流行」であって、長きに渡って人生の日常習慣にする人がどれほどいるのか疑問でもあります。
だから社会的にその弊害が問題になる可能性はかなり低いと思います。
しかし人によっては極端なダイエットをしてそれが日常習慣になる人もたまにいますので、「糖質制限ダイエットの良し悪し」と「糖質はなぜ必要か?」を知った上で行うべき方法なのです。
糖質制限ダイエットは素晴らしい!といっているのはほぼマスコミであって、その長短をきちんと伝えていないし、実践する人もわかっていないで行うから問題なのだと思います。
本方法に限らず「なぜ?」ということを知って行わないと健康被害が出ることもあるのです。