汗かいたってやせねえよ!
汗をかけばやせるのか?
って思いますよね?
一生懸命運動した、走ったなどでかいた汗は特に。
またサウナに入ったりしても。
でもその直後に体重計に乗っても殆ど変わっていないと思います。
ダイエットで運動した人にとってはこれも挫折の一つの原因です。
「こんなに頑張ったのに」、「こんなに汗を流したのに」、「ボクサーはサウナスーツ着て汗を流して体重調整しているほどなのに」と自分を責めることが多いのでは?と思います。
なぜ汗をかいてもやせないのか
理由は簡単です。汗は水分だからです。
運動をしたりサウナに入って暑くなると体は適正な体温に保つために汗による気化熱を利用して体温を下げているのです。
汗には脂肪が含まれていません。だから殆どやせないんです。
人間の体は70%前後が水分と言われています。
この水分をたくさん外に出せば当然体重は落ちます。しかし体重が大きく落ちるほど水分を出せば待っているのは死です。
だから体は体温調整をするにしても一定以上の水分を排出しないようにしますし、喉が渇いて水を欲するようになります。
でもやせるため、と水分を取らずに汗をかくことに注力すれば血液はどろどろになり、血栓が出来て心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
これらの梗塞の疾病が夏に多いのはこの理由です。
だから水分を出すことではなくて脂肪燃焼を考えなくてはいけないのです。
脂肪燃焼をするにはやはり「適切な量の食事」と「運動」しかありません。
しかし無理な食事制限は「食べたいのに食べれない」というストレスから必ずドカ食いの反動が来ます。
運動も激しいものは続きません。ですから本サイトでご紹介しているような簡単な「ながら運動」でよいので継続することが大事です。
[ 参考記事 ] クリックすると記事に飛びます。
最後にボクサーはなぜサウナスーツを着て練習して体重調整できるのか?に言及します。
これって多くの方は不思議でしょうがないと思っていると思います。
自分は「あれほど汗を流したのにやせない」ということからです。
ボクサーが大量の汗で短時間に体重の調整が出来るのは彼らは元々筋肉を鍛え上げてほぼ適正体重(ボクシングのランクに対して)に既になっているのです。
そのような状況の中試合前に「あと100g、200g・・・」と言った微調整をするには大量の汗をかいて少しだけ体内の水分を排出することによって体重調整をしているのです。
確かに僅かな時間で数百g落とすのは一般人からすると大変に過酷ではありますが、彼らも体が危険でない或いは体調に影響しない範囲で水分の排出をしているのです。
だから彼らは試合前の計量前までに筋肉をつけて余分な脂肪を燃焼させて適正な体重に追い込んでいて、本当に最後の仕上げに体重調整をするのです。
ですから一般の人がサウナスーツを着て猛烈に運動しても殆どやせないのです。